Friday, May 28, 2004

TROY

書き忘れていましたが、先週末TROYを観ました。日米同時公開だったので、日本で観た人も多いかもしれないですが。

HomerのIliadをベースにした映画なので、ストーリーがすでに見えていたけれど、まあまあ楽しめました。主人公のアキレスを演じるBrad Pittが好きな人にはおすすめ(意味もなくブラピにフォーカスしたシーンが複数ある)。あと、戦闘シーンが好きな人にもおすすめ(結構グロテスク)。

アメリカでは思ったより人気がないらしく、制作費をかけすぎたWarnerは元が取れるかどうか心配していたらしいですが、海外の興行成績はまあまあらしく、多分大丈夫だと思います。ちなみに映画ビジネスは博打に近いと思っている人が多いけれど、私は個人的にマネジメントがしっかりしていれば、映画ビジネスというのはきちんと収益が上がるものだと思っています。ただ、失敗要因が多く、またどこか一つおかしくなると雪だるましきに状況が悪化する仕組みになっているので、すべての要因を押さえておくことが重要。また、配給がなくて、製作だけ、という会社は長続きしない。今後ネットとかで変わってくるかもしれないけれど。

尚、映画業界の仕組みを面白おかしく書いた本がこちら(英語です):The Biz: The Basic Business, Legal, and Financial Aspects of the Film Industry。ビジネス&Legal本ですが、笑えるのでおすすめです。

Thursday, May 27, 2004

$139.5 Million

2003年にDick GrassoがNYSEのCEO & Chairmanとしてもらった金額。

あまりに額が大きいので、私にはいまいち理解できない。更に理解できないのが、なぜGrassoはお金を返さないのか、ということ。NY Attorney GeneralのEliot Spitzerに訴えられたあと、WSJ(有料です)に掲載された反論の中で、自分は$139.5 Milに相当する仕事をChairman & CEOとしてやっていた、と言っている。My record at the NYSE speaks for itself と。

でも、150億円もの対価が妥当と思えるほどの仕事って何?

しかも、Spitzerは、NYSEはNot-for-profitなので、NY州の法によるとマネジメントは不当に高い給料をもらってはいけない、という点を訴訟のベースとしている。NYSEは普通の企業とは違うのだ。

ただ、Grassoの給料の高さに、Compensation CommitteeのチェアだったLangoneを除く他のNYSEの取締役が「気づいていなかった」、というのもどうもわざとらしい。Goldman Sachs, Bear Stearns, Merrill Lynch, Morgan Stanleyのトップマネジメントがそこまでぼーっとしているとも思えない。そもそも自分達もそれぐらいもらっているので、まあいいか、という感じだったのではないか。それにしてもこのBoardのチェック&バランスはどうなっていたのか。WatchdogのGrassoの給料を監視される側の金融会社のトップが決めるなんて、明らかにおかしい。

NYSEのInterim ChairmanとしてGrasso問題を解決しようとしているJohn Reedさんをぜひ応援したいと思う。

Wednesday, May 26, 2004

My TiVo

日本ではあまり知られていないTiVo。
アメリカではTV番組用HDD録画機の代名詞になっており、検索=Googleみたいな感じで動詞としても使われている。TiVoに関して話すことはいっぱいあるのだけれど、今日は我が家にあるTiVoにSeason Pass(シリーズ録画)してある番組の紹介。

1. Jeopardy: クイズ番組
2. Daily Show with John Stewart: トークショー
3. Monk: コメディー/ミステリードラマ
4. Globetrekker: 旅行番組
5. West Wing: ドラマ(日本ではWhite Houseと呼ばれているらしい)
6. Law & Order: 刑事ドラマ
7. Nigella Bites: イギリスのお料理番組
8. 60 Minutes & 60 Minutes II: ニュース番組
9. Fujisankei News: 日本語ニュース
10. Movies (Stanley Kubrick, Hitchcock, Godfather)*
11. Yoga*
*Season PassではなくWishlist(Keyword録画)

シーズン毎に変わるのだけれど、今はこんな感じ。あと、スポーツ番組やニュース番組はライブで観ている。

私は日本にいたときも、前アメリカに住んでいたときも、ニュース以外ほとんどTVを観なかったが、TiVoを使い始めてから、他の番組も観るように。TiVoの利点に関して議論をする際に、コマーシャルスキップを挙げる人が多いが、私にとっての最大の価値は明らかに好きな時間に好きな番組が観れる事。特にドラマのような連続番組は、毎週月曜日9時に家に帰ってTVに向かうなんてことは到底できなかったし、VHSに録画するほどまめな人間でもなかったので、ほとんど観たことがなかった。今は、大体数本貯めて、一気に観てしまうことが多い。あと、私にとって便利なのがYogaやお料理番組の録画。TiVoでYogaの番組を録画するようになってから、Gymのメンバーシップを解約した。いままでYogaのために通っていたものだったので。

広告業界にとって、TiVoの出現は大問題のようだが、この流れは絶対止められない。いまからきちんと新しい広告手法を考えるしかない、と思う。

Tuesday, May 25, 2004

Bilingual

最近私の日本語はおかしくなってきている気がする。私の親や親しい友人に言わせると、「いつもおかしい」らしいが、最近はもっとおかしい。

私はいままで人生の半分を日本、もう半分を英語圏で過ごしてきており、それも5年周期で行ったりきたりしていたため、日本語と英語両方に関してNativeレベルで話せる。本や雑誌もどちらの言語で読んでもOKだし、文章力もほぼ同等だと思う。

ただ、そのバランスを保つのが大変。帰国子女は何もしないでも英語がしゃべれていいねーと言う人がたまにいるが、言語というのは使っていないと忘れてしまうものなので、努力していないとすぐ駄目になってしまう。二つの言語がきちんとしゃべれる、という状況を保つには、常に意識して両方使う努力を続けることが重要。私みたいにどっちも大丈夫、という人はどっちも駄目、になりがちなので、さらに気をつけないといけない。

Blogも前は適当に書いていたのだけれど(誤字脱字だらけだった・・・)、今後は文章に気をつけながら書こう。

Monday, May 24, 2004

Bringing Down the House

日本に一時帰国している間に、前から友達に薦められていたBringing Down the House: The Inside Story of Six M.I.T. Students Who Took Vegas for Millionsを読みました。日本語訳はまだないみたいですが、面白いのでおすすめです。

タイトルにもあるとおり、MITの学生で構成されたBlack Jackチームの話(実話です)で、大学生活を営みながら、裏でギャンブルで稼ぎまくる数名の学生達の生活が詳細に描かれています。統計学とチームワークを使ってLas Vegasのカジノからお金を奪っていくその手法は、(一応)違法ではないとのことで、これを読んで、やってみたい、と思ったのは私だけではないはず。ただ、ラスベガスはやっぱり怖いので、素人は真似しないほうがよいかもしれないです。

Saturday, May 22, 2004

Blogger

楽天広場からGoogle BloggerにNY Diaryを移動しました。
ちなみに古いURLはhttp://plaza.rakuten.co.jp/nydiary/です。
理由はいくつかあります。
1)最近きちんとBlog更新ができるようになったから。また、もうじき会社を辞めて、ビジネススクールに行くので、もっと時間ができ(多分)、本格的にBlogが書けるようになると思うから。
2)写真がアップロードしたかったから
3)Googleのファンだから
ちょっとしか使っていないけれど、Bloggerはいろいろと機能があって楽しい。
Y氏には申し訳ないけれど、こっちのほうが私には使いやすいかも。
これからも更新がんばります。

New York

Upper West Sideの私のアパートから見える光景