Wednesday, June 16, 2004

Offshoring

11月の大統領選挙に向けて、Offshoringの話題でアメリカのビジネス・政治界は持ちきり。でもこれって、相当前から起きているトレンドではないの?というのが正直なところ。NY Timesの記事High-End Technology Work Not Immune to Outsourcingでも、Microsoftは2001年にすでにインドのOutsource会社と契約を結んでいた、と書いてある。

あまり人種で一般論を語りたくはないのだけれど、ProgrammingやAccountingといった左脳を使う仕事はインド人のほうがアメリカ人よりもそもそも得意な気がする。私が行ったアメリカの大学では、理系、それも特に数学やコンピューターサイエンスといった授業は中国系やインド系の人が多かったし、彼らのほうが優秀だった。反対に文学や歴史の授業に行くと、ほとんどがアングロサクソン。原因は遺伝子なのかそれまでに受けた教育なのかはわからないけれど、傾向は明らかだった。

政治的にはLabor Unionを押さえるためにとりあえずOffshoring Taxというのもあるかもしれないけれど、最終的な策は教育制度の改革と研究開発に対する更なる投資しかないのでは、と思う。DemocracyとCapitalismを世界中に推し進めたのはアメリカなのだから、それを否定するようなことはできないのでは。

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