Wednesday, June 16, 2004

match.com

出会い系サイトで彼女・彼氏を見つける友達が増えている。アメリカの出会い系サイトの代表と言えば、match.comYahoo! Personalsだが私のまわりではFriendsterCraigs Listといったもともとは出会い系でないサイトで会う人も多い。最近彼氏ができた、という友達の半分ぐらいはオンラインで知り合っているので、私の年代の人にとってはそれが普通になっていることを感じる。

日本でもちょっとは流行っているみたいだけれど、ここまで普及していない気がする。そこで、なぜアメリカで(そして特に私の周りで)出会い系サイトが流行るのか考えてみた。

1.良く日本との比較で言われるのがアメリカは地理的に大きく、ちょっといなかに行くと人に会う機会が少ない、という理由。ただ、私の友達はみなNY・ボストン・SFといった大都市に住んでいるので、どうもそれはあまり関係ない気がする。

2.あと、よくきくのが、アメリカは日本のようにお見合いというカルチャーがないから、という点。これは間違っていると思う。お見合いと形式は異なるが、アメリカでもMatchmakingは盛んで、親戚や友達はシングルときくと常に誰か紹介したがる。私の友達でも実家に帰ったら突然誰かを紹介された、という人が何人かいる。日本だって、いまどきお見合いする人は少ないわけで、これはアメリカのほうが日本より流行る理由にはならないと思う。

3.大学や職場が出会いの場ではない-これはあるかもしれない。自分の経験に基づいて話しているので、他の大学に通った人は全く異なった経験をした人もいるかもしれないが、私の大学はとてもCompetitiveで、彼氏や彼女を作るのに適した環境ではなかった。ともかく、いい成績をとることにみな集中していたので、デートはするが、真剣なお付き合いはお断り、という人が結構いた。4年生になって仕事が見つかるとちょっと違ってきていたけれど。同じことが職場でも言える。私の友達はキャリア志向が強いので、職場で彼氏・彼女を見つけよう、とはあまり思っていない。もちろん大学や職場で出会って結婚する人も多いのであくまでも日本と比較して、という話だが。

4.出会いたいタイプの人に出会えない。やっぱりこれが最も重要なポイントだと思う。それは日本でもそうだと思うのだけれど、アメリカの場合は更に難しい。友達に、紹介するとしたらどういう人がよい?ときくと、ずらずらと条件を並べる人が多い。まず、ポイントは人種及び宗教。単一民族の日本ではあまり想像できないと思うけれど、黒人の男性じゃないとだめ、とかユダヤ系の女性でないとだめ、という人は結構多い。しかも、アジア系の人、といったくくりだけでなく、韓国系アメリカ人が良い、というところまで指定されたりする。そこでパイが相当せばまったのち、外見、学歴、仕事、趣味、性格といったところに話が進む。アメリカは日本に比べてさまざまなバックグランドの人がいるので、自分と価値観が似た人を探すのは難しい。しかも私の友達はみな妥協したがらないので、ここはゆずれない、というポイントが山ほどあって、なかなか最適な人が見つけられない。出会い系サイトはそういう意味では条件をある程度しぼれるし、外見をチェックした上で会えるので、とても効率がよい。しかも会ってあまり気に入らなかったらもう2度と会わないでよいというのも後腐れがなくてよいらしい。

もう結婚をしてしまった私には関係ないけれど、便利な世の中になったものです。

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