Monday, June 14, 2004

Super Size Me & The Stepford Wives

週末友達とSuper Size Meという映画を観た。本当はThe Stepford Wivesを観ようと思っていたのだが、あまりにReviewが悪かったのでプラン変更。ただ、2本ともアメリカ社会を描写した映画で、トピックとして面白いのでちょっと思ったことを書いてみたい。

Super Size MeはSundance Film Festivalで発表され、話題になったドキュメンタリー。一人の男性(主人公兼ディレクター)が1ヶ月間毎食マクドナルドで食べたら(しかもSuper Sizeにしますか?ときかれたらSuper Sizeにしなくてはならない)どうなるのか、という単純なストーリー。昨年のマクドナルドに対する訴訟がアイデアの発端らしい。訴訟では二人の女の子が太ったのはマックの不健康な食事のせい、と言ってマクドナルド社を訴えた。マックコーヒー事件につぐアメリカらしいこの訴訟は、結局は二人の女の子の敗訴となったが、この事件を発端にいかにアメリカ人は50年代以降太り続けており、Fast Foodがどんなに体に悪いか、に注目が集まった。そんなのわかっている、という感じだが、具体的なデータを出してもらわないとそのひどさというのはなかなか理解できないもの。Super Size Meはそのデータ提供のための実験で、その結果は恐ろしい限り。コメディーのはずなのだけれど、観終わったあとちょっと落ち込んだ。私はそもそもFast Foodは食べないのだけれど、これからはさらに食べるものに気をつけよう。ちなみにこの映画が公開されてからマックはSuper Sizeオプションをやめたらしい。

The Stepford Wivesは70年代に製作された映画のリメイク。オリジナルはスリラー映画で、Stepfordという街では奥様はみな旦那さんにやさしく従順。ただ、その裏には恐ろしい事実が、といった内容。この映画のヒットで、Stepford Wives=住宅街に住む専業主婦の代名詞となった。リメイクバージョンはコメディー。主演のNicole KidmanはReality TVの敏腕プロデューサーで、旦那よりも仕事、プライベートすべてに関し上を行く。その彼女がキャリアで挫折をし、Stepfordに行ってみたなんともおかしな光景、といった内容。結局観なかったので、なんとも言えないが、アイデアとしてはよいのだがスクリプトがいまいちらしい。ただ、女性としてどう生きていくのか、キャリアと家族のバランスはどうしようか、などが気になる年頃なので、DVDでは観たいと思う。

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