Thursday, June 10, 2004

iTunes

義理の弟(13歳)の誕生日プレゼントを買わないといけないので、何がほしい?ときいたらiTunesのギフトカードと言うので、オンラインで注文。でも、彼はMacは持っているのだが、iPodを持っていない。先にiPod買わないと意味ないのでは?ときいたが、とりあえずはiTunesでダウンロードがしたいらしい(ちょっとiPodは高いから遠慮していたのかもしれないけれど)。

私はiPodユーザーなので、iTunesも当然使っているが、正直な話Apple Storeから有料ダウンロードをしたことは一度もない(ブラウズはよくするけれど)。そもそも私はCD世代なので、やっぱり音楽はディスクがあったほうがよい、と思っており、視聴して気にいったらAmazonでCDを買ってしまう。私よりちょっと下の世代になると、アルバムという概念があまりないらしく、CDは買わない、という人が多い。この感覚のギャップは大きいと思う。

iTunesは、Subscriptionではなく、Pay Per Downloadを採用して成功した、とよく言われるが、Own vs. Rentという違いも重要だが、アルバム vs. 曲というコンセプトがポイントだったと私は思う。アーティストによってはアルバム全体がArtなのだ、とこだわって曲毎のダウンロードはさせない、という人がいるようだが、iTunesストアではアルバムだけの販売はアーティスト及びレーベルに許していない。たまにアルバムをセレクトしたはずが曲が1曲や2曲しかない、というケースに出くわすのはそれが原因。私以上の年代の人には「?」という感じだが、音楽DL世代にはそれがあたりまえなのだろう。

ちなみにiTunesのAllowanceという仕組みは要はSubscription。やっぱりSubscriptionという価格形体自体は勝手がよいときもあるのだ。ただ、それをAllowance(お小遣い)と言って親にマーケティングするあたりがAppleのすごさだと思う。

次にiTunesにやってほしいのが、メタデータに歌詞を入れること。iPodの画面で歌詞が流れたら素敵かなーと思っている。ただ、一部の歌に含めることはできると思うけれど、すべての曲に実現するには相当お金と時間がかかるものと思われ、多分ビジネス的にMake Senseしないだろう。Music DBはまだマンパワーな世界なので、アルバムと曲名だけだとユーザーが入れてくれるから良いが、歌詞はインプットしてくれる人を雇う以外方法がいまのところない。曲から自動的に抽出するシステムが開発できたら良いのだが、以前そういった研究をしている人に話をきいたら「難しい」の一言で片付けられた。でも、サーチエンジンも昔そんなことを言っていた気がするから、いずれ実現するのでは、と期待しています。

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